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【FPが解説】住宅ローン金利上昇!固定金利vs変動金利、あなたに合うのはどっち?

住宅購入を検討中の皆さま、住宅ローン選びは順調に進んでいますか?

最近、ニュースで「長期金利上昇」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。この長期金利の上昇は、私たちの住宅ローン金利にも大きな影響を与えています。金利が上がると、毎月の返済額が増えてしまう可能性も…。

そこで今回は、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、固定金利と変動金利、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説!金利タイプ別の選び方や、金利以外のチェックポイントまで、住宅ローン選びの疑問をスッキリ解決します。

これから住宅ローンを組む方も、すでに借りている方も、ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりの住宅ローンを見つけてくださいね。

 

1. 住宅ローン金利上昇の波!その理由は?

2023年以降、日本の長期金利は上昇傾向にあります。これは、日本銀行の金融政策の変更や、世界的なインフレの影響などが主な原因です。そして、この長期金利の上昇は、住宅ローンの金利にもダイレクトに影響します。

住宅ローン金利には、「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。それぞれ金利が決まる仕組みや、メリット・デメリットが異なるため、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

2. 固定金利と変動金利、それぞれの仕組みを理解しよう!

まずは、固定金利と変動金利の基本的な仕組みを理解しましょう。

固定金利

  • 金利の決まり方:契約時の金利が、返済期間中ずっと変わりません。
  • メリット:将来の金利上昇リスクがなく、毎月の返済額が一定なので、家計管理がしやすい。
  • デメリット:変動金利に比べて金利水準が高く、金利が下がった場合でも恩恵を受けられない。

変動金利

  • 金利の決まり方:短期プライムレートなどの指標金利に連動して、金利が見直されます(一般的には6ヶ月ごと)。
  • メリット:固定金利に比べて当初の金利水準が低く、返済総額を抑えられる可能性がある。
  • デメリット:将来の金利上昇リスクがあり、返済額が増える可能性がある。家計管理が難しくなることも。

3. こんな人は固定金利がおすすめ!

以下のような方は、固定金利を選ぶのがおすすめです。

  • 長期的な安定を重視したい方:将来の金利上昇リスクを避け、安心して返済を続けたい方。
  • 毎月の返済額を一定にしたい方:家計管理を安定させたい方や、収入が変動しやすい方。
  • 金利変動による影響を受けたくない方金利の動向に左右されず、精神的な負担を減らしたい方。

例えば、3,000万円の住宅ローンを35年返済で借りる場合、固定金利1.5%と変動金利0.5%で比較すると、総返済額は固定金利の方が約150万円高くなりますが、金利上昇リスクはありません。

4. こんな人は変動金利がおすすめ!

以下のような方は、変動金利を選ぶのがおすすめです。

  • 当面の返済負担を抑えたい方:できるだけ低い金利でローンを組みたい方。
  • 金利が低い時期にローンを組みたい方金利が上昇する前に、有利な条件でローンを組みたい方。
  • 将来の収入増加を見込んでいる方:収入が増えれば、金利上昇による返済額の増加にも対応できる方。

ただし、変動金利は将来の金利上昇リスクがあることを十分理解し、返済計画を慎重に立てる必要があります。

5. 金利だけじゃない!住宅ローン選びのチェックポイント

住宅ローンを選ぶ際は、金利だけでなく、以下のポイントも必ずチェックしましょう。

  • 団体信用生命保険の内容:保障内容や保険料を比較検討しましょう。
  • 金利優遇制度の有無:金融機関によっては、一定の条件を満たすと金利が優遇される制度があります。
  • 繰り上げ返済のしやすさ:繰り上げ返済手数料や、一部繰り上げ返済の可否などを確認しましょう。
  • その他:保証料や事務手数料なども含めた総返済額を比較しましょう。

6. まとめ|FPへの相談で、あなたにぴったりの住宅ローンを見つけよう!

固定金利と変動金利、どちらを選ぶべきかは、あなたのライフプランや価値観によって異なります。

将来の金利動向は誰にも予測できません。だからこそ、FP(ファイナンシャルプランナー)などの専門家に相談し、あなたにとって最適な住宅ローンを選ぶことが大切です。

ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりの住宅ローンを見つけて、夢のマイホームを手に入れてくださいね。